モデル・タレントとして幅広く活躍する藤田ニコルさん。
明るくポジティブなキャラクターで、いまやテレビで見ない日はないほどの人気者ですが、
実はその裏には“父親の10億円の借金”という壮絶な過去がありました。
この記事では、藤田ニコルさんの父親が抱えた10億円の借金の経緯や返済方法、現在は完済しているのかどうか、そして母親と二人三脚で歩んだ苦労の道のりを詳しくまとめます。
藤田ニコルの壮絶な生い立ち:父親の10億円借金とは?
藤田ニコルさんは1998年2月20日生まれ。
ニュージーランド出身で、父親はロシア人、母親は日本人というハーフです。
幼い頃は、なんとプール付きの豪邸に住むお嬢様生活を送っていたといいます。
父親はIT関連企業を経営しており、当時は非常に裕福な暮らしをしていたそうです。
しかし、わずか2歳の時に父親が事業に失敗。
抱えた負債はなんと10億円にものぼりました。
豪邸暮らしから一転、母・友美さんとともに埼玉県戸田市のアパートで生活することになります。
両親はその後離婚。
藤田さんは母親と2人での貧しい生活を余儀なくされました。
母・友美さんの壮絶な努力「睡眠時間は1日4時間」
母・友美さんは、シングルマザーとして幼いニコルさんを必死に育てました。
生活のために複数の仕事を掛け持ちし、睡眠時間はわずか1日4時間ほどだったといいます。
特に、スナックで働いていた時期について藤田さんは
「お母さんがスナックで働いていたときが嫌だった」
と語っており、幼いながらも母親の苦労を感じ取っていたようです。
そんな母を見て育った藤田さんは、
「自分も働いて母を助けたい」という強い思いを抱くようになりました。
モデルデビューのきっかけは「母を助けたい」という思い
藤田ニコルさんが芸能界を目指すようになったのは、小学生の頃。
2009年、ファッション誌『nicola(ニコラ)』のオーディションでグランプリを獲得し、モデルデビューを果たします。
しかし、中学時代はその華やかな活動が原因でいじめを受けるように。
「モデルのくせに」
と陰口を言われたり、廊下に貼られた自身の写真に画びょうを刺されたりと、
つらい経験を語っています。
それでも藤田さんは「母を助けたい」という思いを胸に、芸能の仕事に打ち込みました。
この強さこそ、今の彼女の明るくポジティブな性格の源と言えるでしょう。
父親の借金10億円は返済できたのか?
気になるのは、藤田ニコルさんの父親が抱えた10億円の借金の行方です。
テレビ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)で、
藤田さんは「父が事業に失敗して10億円の借金を抱えた」と語っています。
では、その借金はどうなったのでしょうか?
結論から言うと、藤田ニコルさん自身が返済したわけではありません。
破産・離婚により借金の返済義務はなし?
日本の法律では、親の借金は子どもが自動的に引き継ぐことはありません。
親が自己破産した場合、負債は法的に免責されます。
また、離婚後であれば、母と子には父親の借金返済義務は発生しません。
そのため、藤田さんと母・友美さんは借金の返済に直接関わっていないと考えられます。
ただし、離婚後の生活は非常に苦しかったようで、
「電気やガスが止まる」「ご飯を満足に食べられない」ような時期もあったといいます。
母の愛と支え「お母さんだけが弱音を吐ける相手」
藤田さんは売れっ子となった今も、母親への感謝を常に忘れていません。
「お母さんだけですかね、弱音を吐けるのは」
と語り、芸能活動のストレスを唯一共有できる存在が母だと明かしています。
母・友美さんも番組で、
「小学生から仕事をしていて、仕事の愚痴を言える友達なんていない。
ストレスが溜まるのは分かるから、私がサンドバッグになればいいと思っていた」
と語っており、娘を思う気持ちがひしひしと伝わります。
父親との関係はその後どうなった?
藤田ニコルさんはインタビューなどで、父親との連絡は途絶えていると語っています。
2歳の頃に離婚して以来、父との関わりはほとんどないようです。
また、「ロシア人の父がどこにいるのか分からない」とも話しており、
借金の返済状況や現在の生活についても一切明らかにされていません。
苦労を乗り越えた今の藤田ニコル
貧しい時代を経て、努力と才能でトップモデルに上り詰めた藤田ニコルさん。
その活躍は多方面に広がり、現在はモデル・タレント・YouTuber・実業家として活躍中です。
特に2020年に立ち上げた自身のブランド「NiCORON(ニコロン)」では、
プロデュース業にも挑戦。若い女性たちの憧れの存在となりました。
また、バラエティ番組でも飾らない発言と明るさで多くの人に元気を与えています。
一見チャラく見えるキャラクターの裏には、
“母を守るために戦ってきた少女”としての強さが隠れているのです。
まとめ:藤田ニコルの「10億円借金」から学ぶ人生の教訓
藤田ニコルさんの父親の10億円の借金は、彼女の人生を大きく変えました。
裕福な生活から一転、母と二人での貧しい生活。
しかし、その苦労があったからこそ、
藤田ニコルさんは努力家で前向きな女性に成長したと言えるでしょう。
結論として──
-
父親の10億円の借金は藤田ニコル本人や母には返済義務なし
-
借金は破産・離婚によって処理された可能性が高い
-
それでも母と娘は貧困生活を乗り越え、夢と努力で人生を切り開いた
藤田ニコルさんが語った「お母さんを助けたい」という思いは、
まさに彼女の人生の軸そのものであり、
今日の成功はその“母への愛”が原動力となっているのです。
今後の展望
近年ではバラエティだけでなく、情報番組やYouTubeなど活動の幅をさらに広げている藤田ニコルさん。
今後は「家族でゆっくり過ごす時間を大切にしたい」とも語っており、
母との絆は今も変わらず強いままです。
10億円の借金という大きな試練を経て、
“努力で夢を叶えた象徴的存在”となった藤田ニコルさん。
これからもその笑顔で、多くの人に勇気を与え続けることでしょう
コメント